世界市場を変えた10のトレンドについて
浮ついた煽りを排除し、問題を明確にしよう。
<FAANG>
巨人が牛耳る社会は窮屈だとみんなが気付き始めた。
大きくて潰せない、そうなる前に、市場の多様性を保つ必要性に目が向けられてきた。
決して株価の上昇を喜ぶばかりではない。
中国も結局は同じなのだ。
<マイナスの借入コスト>
借り入れがリスクになってきた。
それは現在の先進国が軒並み高齢化を迎え、ストックの消費で食いつなごうとしていることの裏返しだ。
貸したいはずが、貸し出す金融システムが日本のように衰退してしまう。
投資と収益の循環は現実から逃避してひたすら株価に向いている。これに危機感を抱くべきだ。
<寿命より長い債券>
債権をロールすることを考えれば寿命より長い債権に何の意味もない。
しかし持続可能な社会という前提は人をひきつけるのだ。
それほど長期的な見通しが立たなくなっている世界ということ。
<仮想通貨>
誰か仮想通貨の正しい使い道をやってくれないか。
投機や中国のブラックマネーの逃避先じゃない。
IPOを仮想通貨で行なうのだ。
そうすれば上々コストは限りなくゼロになる。
馬鹿馬鹿しいほど上々には幹事証券にカネが流れている。この馬鹿さ加減は特筆ものだ。
<パッシブ運用の隆盛>
低金利との兼ね合い。
そして金融、銀行の衰退を後押しする。
債権運用に傾いているのをリバランスするなんてキレイごと。
要は運用ができていないのだ。
<環境投資>
京都議定書以来、環境はカネになることが認識されている。
エンロンという会社のことなど忘れてしまったのだろうか。
チカラを使え。ブラジルの馬鹿政権はアマゾンに火をつけて回っている。
同じ価値観を共有しない者を仲間にいれるべきではないのだ。そのためにマネーは武器になる。ブラジル経済に圧力をかけろ。
<シェールオイル>
オイルはまた価格上昇を強めている。サウジは上場でますますオイル依存から脱却することはできなくなった。
シェルオイルがアブソーバーになる。そして奇妙な偶然からこれを主に算出しているのがアメリカだ。
世界の不安定化を押さえる警察管の役割はアメリカからどこかに代わったわけではないのだ。
<アルゴリズムとフラッシュクラッシュ>
AI投資も万能ではない。損を確実に出している。
システムを盲信し、責任を回避できるとなったら人間はこの歯止めを外してしまう。
だからボラティリティは昔ほど人為的ではなくなった。
これは株価変動が詐欺的なものからある種のリズムになったということだ。よい方向に向かっていると言える。
<大麻>
規制と解禁が曖昧でアメリカでさえはっきりしていない。ビジネスが構築できていない。
まだ混乱はするだろうが、いずれは世界の潮流となるはずだ。
どんなドラッグやアルコール、タバコよりも健全であることは規制が隠してきた。
株が先走ったというだけだ。
まだ買いどきは先のことだろう。
今はコロナビールぐらいが安定した評価を受けている。