毎日の社会で起きたこと

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米イラン緊張の真相、それを空想する

 

例えば、あくまで例えばの話。

 


 イランの米軍に殺害された革命防衛隊のソレイマニ司令官はとんだ跳ね返りで、穏健派からすると騒動の種、悩みの種でしかなかった。

 アフマディメジャド大統領が登場してイランは明らかに穏健派が勢力を広げていた。

 

 戦時には革命防衛隊は大きな戦力だが、平時では厄介なだけだ。

 今はその攻撃力をシリアとの争い、イラクでの影響力拡大に向けさせているが、それがいつまで続くかは分からない。


 悪いことにソレイマニ司令官は強硬派で、そのため過激勢力の中で支持され、ますます司令官は増長し、政治力を拡大してしまう。

 近年はナンバー2などと僭称さえし始めていた。

 

 そして、革命防衛隊は昔から先鋭化しやすかった。

 

 彼らは強硬に敵国と対峙する明確なリーダーを求めていた。それがソレイマニ司令官だった。 

 

 革命防衛隊に国内を任せれば、彼らは思想弾圧に走ってゆくだろう。

 いつ中国の思想警察、秘密警察のようになってもおかしくはないのだ。それはイランにとっては悪夢だ。

 

 そして革命防衛隊は中東で仲介役を果たそうとしている日本籍のタンカーさえ沈没させるという暴挙にも出た。
 日の丸を確認して攻撃された。

 誰にでも噛み付こうとする革命防衛隊の狂犬のような行動、それはイラン指導部には想定外となりつつあった。

 


 アメリカは日本のタンカーの撃沈については、これをイランの仕業と発表し指摘はしたが、詳細な真相、証拠は曖昧にしたままだった。
 これはある意味、イラン指導部に革命防衛隊をどうするか、革命防衛隊をきちんと把握しているか、何が起きているか確認したらどうか、裏でその対応を迫ったということかも知れない。

 イランはこのタンカー攻撃について真相究明はしなかった。

 真相は曖昧にし、過激分子で指導部とのつながりはないと否定するにとどめた。

 


 こうして、イランへの制裁緩和が進む中で、イランの別なところでは過激化が進行していた。

 この不安定要素を取り除くようアメリカは迫るようになった流れが読み取れる。
 トランプがまるで唐突にイランへの制裁緩和の流れを逆行させたように見えたのは、実は革命防衛隊の扱いについて懸念することがあったからだ。

 

 イランは核開発はひとまず進めないことになった。
 核開発を進めればイスラエルからどんな攻撃を受けてもおかしくはない。中東戦争となるだろう。

 一方で、テヘランイラクとの戦争が鎮まり、平穏で豊かな国になりつつある。

 

 ここで問題を起せば大衆の支持は一転して政権への反対に回るだろう。

 よくも悪くもイランは民主的体制になりつつある。

 

 しかし、それを歓迎するばかりでは安心は出来ない。革命防衛隊を政権が確実に指揮下に置いているかどうかが問題なのだ。

 

 

 一方、この流れの中で、サウジの皇太子が起したジャーナリスト暗殺事件で怒り心頭だったアメリカは助け舟を出す。

 それが最新ドローンによるサウジ油田の攻撃だったと思われる。

 アメリカがサウジ油田を実は攻撃したデキレースだったのだ。

 

 この攻撃で死者は出ていない。アメリカは自国民や同盟国に死傷が出る作戦を嫌う。

 

 アメリカはこれをイランの仕業だとし、イランとの緊張感を演出した。

 


 このいいがかりにソレイマニ司令官と革命防衛隊ははアメリカへの攻撃を発案したのだろう、アメリカへの攻撃計画を進めてゆく。

 

 逆にそれは、アメリカにとっていよいよ脅威がその牙をむき出しにしてきたということになった。

 そうしてソレイマニ司令官をドローンで攻撃し、暗殺は成功する。


 
 これに対し、アメリカに対してイランが報復するという筋書きも既にできていたと思われる。
 イランはミサイル攻撃と称してしてイラクの駐留アメリカ軍基地を攻撃するが、そこは無人だった。

 ミサイルも小型の手持ちだったと言われている。

 それも、事前に攻撃時間と攻撃場所をアメリカに通告する念のいりようだった。

 


 トランプは平和的解決を実は好む。

 エセ反戦主義など屁でもない。

 


 そうしてイランはアメリカへの報復を果たし、アメリカは忍耐強い平和主義という体面を保つことになった。

 

 

 この事件で大いに活躍したものがあった。
 それがドローンだ。
 このドローンはどうやって持ち込まれたのか。ソレイマニを爆撃し暗殺したのはアメリカ軍保有するドローンだ。

 だがサウジ油田が攻撃されたドローンはなんだったのか。残骸は調査されず、どこから調達されたものかも分かっていない。

 
 このドローン調達や取引に活躍したのがカルロスゴーンではないのか。


 ゴーンが金を借りていたという相手はサウジの豪商とされている。
 サウジの武器商人が自分国の油田破壊に手を貸したなど許されない。
 ゴーンが間に入って仲介したのではないか。


 だからこそ、ゴーンは日本での訴追と事件追及を避ける必要があった。

 たとえ日本でと言えども、武器売買に絡む疑惑が取り沙汰されれば真相を知るゴーンは日本でも安全ではない。


 ゴーンは自ら口を開かないことを示すべく日本を脱出した。

 

 


   ・・・そんな、あくまで仮説、空想はできないか。