中国のウィルス対策に名を借りた恫喝か
中国に拠点を置く製造業者は10日に工場の操業を再開し始めるが、フル稼働に復帰する時期や、どのような混乱に見舞われ得るかは見通せないという。
米アップルも「iPhone(アイフォーン)」の生産では鴻海精密工業傘下のフォックスコンをはじめとするハイテクメーカーに依存している。今更だがなぜそれがニュースとなって駆け巡るのか。
「工場施設内に感染がないことを確認するのが最優先事項だ。多くの人が集まる場所でそのうちの1人が感染すれば悪夢になる」とフォックスコン幹部は投資家との電話会議で語ったそうだ。
「生産現場での感染の可能性ができる限りゼロになるよう鋭意取り組んでいるが、困難な作業だ」などと述べている。
困難だから何だというのか。やるべきは政府レベルではないか。なぜかこのコメントにはその批判がひとつもない。
独裁政権は批判を黙らせるにしても、この無能さはどうだ。
自動車、特にハイテク製品の製造で中国が中心的な役割を果たしていることを、今回の新型ウイルス流行が浮き彫りにしたというが、それでは最近まで騒がれてきた米中の貿易摩擦はどうだったというのだろう。
これまでの中国政府のコロナウィルスへの対応はまともではなかったことが明らかになっている。
初動対応は遅く、情報の隠蔽と不始末ばかりだった。
検疫と交通封鎖で労働者が電子組み立てへと戻ることができなければ休業はさらに長引くが、どの道、給与は支払われない。
若年層を中心とする政府への反発が起きるというブーメランは予想される。
習近平は未だに雲隠れしたままだ。
一方、これはウィルス対策に名を借りた、中国覇権の表明ではないかとさえ思えてくる。世界経済に対する恫喝ということだ。
それほどに対応はお粗末だった。
今こそ、世界から中国を隔離せよ。
独裁政治にあり億という「上級ピンハネ国民」を抱え、それが工作員となっている中国はもはやすでにウィルスだ。
なぜなら、彼らの下にはそれを上回る何億という下層の奴隷市民がいるからだ。