バイデン、剥き出しの敵意
景気やコロナ対策、多くの問題が山積のアメリカ。
バイデンはこれらの舵取りができるのか。40年以上にわたり政治生活をしながら、ほとんど全く実績を上げることのなかった男が。
ただ、少なくとも黒人の問題に関しては絶望的だろう。
黒人の扱いについては自業自得過ぎて、差別とはもはや言えないレベルだ。
黒人が「白眼視」されることは続く。
連中の特別扱いは続き、黒人はむやみに歯向かおうとし、そして撃ち殺される。
黒人が才能を活かす道は限られ、才能ある者は隠れて自分の才能を活かそうとするしかない。
自由で、独創的な成果を得る黒人の科学者はまず生まれない。
純粋な理性に支えられた黒人は許されないからだ。
彼らは必ず肌の色を意識させられる。
結局、今回のBLM運動とやらにしても、白人が優位に立つための黒人運動でしかなかった。
誰もそれに気がつかないし、気付こうとする努力さえ払わない。
バイデンがトランプに向ける剥き出しの敵意は、それこそ権力欲に狂った者の憎悪そのものでしかないのに。
こんな敵意を見せ付けておいて、黒人を同じように扱えるわけは決してないのに。
だから、この憎悪は継続することになる。
バイデンの言葉自身が語っている。当選確実が決まった男がトランプを称し、「あり余るヘイトだ」と言っているのだ。
それはお前のことじゃないか(笑)。
それが日本人には分かる。日本にはこうした差別感はないからだ。
自らを優位立たせようとするような差別は日本にはない。
だから在日が言うことは空回りする。むしろ連中は黒人のような差別感を生み出したくて仕方がないのだろう。
自業自得より他人のせいの方がゴネ易い。愚かで怠惰な連中は何もしないで利を得ようとする。
「剥きだしの敵意」。日本でもそうだったが、「民主党」という左巻きのグループには常にこういうブーメランしかないのだろうか。
よく考えてみれば、トランプはよくぞここまで自制心を保ってきたものだと思う。
よくぞここまで言葉を律してきたものだ。
トランプがしばしばあんな言い方になった理由がよく分かる。トランプは下世話な言葉使いをして誤魔化してきたのだ。
それは特筆すべきことで、トランプがどれだけ偉大な大統領だったかを証明する。
彼はアメリカの分断を認めなかったのだ。
彼は根拠が曖昧であったり、取り沙汰された問題はクチにしても、露骨な印象操作をして政敵をコキおろしたことはない。
バイデンが差別的なことについても言及しなかった。
そもそも、トランプがいつ黒人を奴隷のように扱ったのか。
どんなにトランプが下品な男だと揶揄されても、ビル・クリントンがホワイトハウスに女を連れ込んでヴァギナに葉巻を咥えさせ、変態プレーに興じたか、そのことはトランプは蒸し返さなかった。
ミシェル・オバマが大統領就任後、ホワイトハウスに祖母と一緒の同居を望み、その理由がビル・クリントンと同じような性的乱交に走らないよう監視役にしたいと明言したこともトランプは言わなかった。
オバマが、逃げ回り、今、何をしているか、その特権的な地位についても言わなかった。
民主党の権力欲とヒラリー、ペロシ、そして彼らがいかに黒人の権利グループを利用しているか、そこまでトランプは踏み込んで攻撃しなかった。
BLMやLGBTの馬鹿騒ぎがいかに馬鹿らしく、略奪や破壊のためだけでしかないことも彼は指摘しなかった。
しかしトランプは何も言わないようにした。それぞれの州の警察がやるべきことだからだ。
彼は連邦制を破壊しようとすることもしなかった。
彼は沈黙すべきところでは全て沈黙した。
マスコミはこれ幸いとトランプに差別主義者の烙印を押した。
それにもトランプははっきりと立場を明確にすることはしなかった。
「自分は差別主義者ではない」とメッセージすることはアメリカに差別主義が残っていると認めることになるからだ。
コロナの感染者が増大し、黒人の死者が多いという統計が出て、トランプは言った。
「なんでこんなに黒人の死者が多いんだ」、と。
同情的な彼の発言は一切報道されなかった。
彼は、回りに信用できる黒人がほとんどいないから、適当に黒人を担いで利用するということはしなかった。
いかに政治屋たちがトランプを嫌っていたか分かる。共和党議員すらトランプを煙たがっていたのだから。
黒人にもそんな政治屋がいる。
だが、黒人の命は気にかけていた。
大統領在任中、黒人が警官に撃ち殺されて追悼集会が開かれていた時、バラク・フセイン・オバマはカクテルパーティー会場でミシェル・オバマと優雅なダンスに興じていた。
それはまるでアメリカの社交会。アメリカの上流階級のようだった。
四年間、マスメディアは何をやるにしても反対ばかり、トランプは常にマスメディアの批判と捏造、あからさまな憎悪に晒され続けてきた。
アメリカを憎悪によって分断したのはマスメディアであり、民主党だった。
ティーパーティー運動が盛んになった時、マスメディアはこれを逆に利用しようとした。いったい、金持ちを優遇し続けてきたのは誰だったのか。
オバマはオバマケアで自身の名前を残したいがためだけのために、アメリカの慈善文化をメチャクチャにした。
おキレイな人道主義を振りかざし、黒人の命を守れといいながら、自分は白人として「恵まれている」ことを前提とする白人連中。
既得権益は彼らのかぶった仮面であり、黒人の貧困は決して救われない。
民主党は弱者を食い物にし続けてきた。
いつも、トランプがやることは悪で、彼の実績など誰も評価しないように無視され続けてきた。
そしてそれは全米の既成のメディアがタッグを組んで行われたものだった。
しかしトランプは、それを「フェイクニュースだ」というぐらいに留めた。
マスコミの規制、恣意的な報道、ホワイトハウス報道からの締め出し、それらをトランプは言わなかった。
大統領令を出し、フェイクニュースを出したメデイァを公聴会に出席させ、共和党に追及させるという具体的なシナリオも描かなかった。
代わりに共和党の椅子にふんぞりかえっている無能な政治屋たちさえトランプは批判した。
孤立無援の大統領が、それでもあれだけのことを成しえたことは実に驚愕すべきことだ。
そして身内にも風向きを読んでトランプに悪評を垂れ、コロナよろしく利益を得ようとするのが出てくる始末。
「オバマが史上最悪の大統領」と呼ばれ始めたとき、慌てて全米のメディアはオバマを国民の記憶から消し去ろうとした。
引退後、彼は黒人が撃たれデモが行われている最中、「引退後の優雅な生活」をツイートしていた。
それはビーチでダイビングをし、金とヒマ、好きなだけのことができる贅沢を満喫しているツイートだった。彼にそんな資格があるだろうか。
オバマは「黒人だから」、それを非難されることはないというわけだ。
しかし反トランプの勢力は懲りない。
イスラエルとアラブ諸国の和平という史上初の快挙をトランプが成し遂げた件さえ、「イランが怒るから失策だ」と本末転倒な批判をやった。
あまりに露骨に過ぎるヘイトだ。
もちろん、この件で当のイスラエルは黙っている。
政治ゲームしか能のないプロ政治家ばかりになったアメリカ政治の歴史にトランプが投げかけたことは、すべての既得権益や合意とされていることに対する単純な「疑問」だ。
それに答えたくない連中がこぞってトランプを降ろそうとしたのがこの四年間だった。
トランプは地球温暖化を一蹴した。だが、これまで、いったい誰が地球温暖化というものを科学的に議論したろうか。
異説はいくらでもあり、現在は地球は氷河期に入っているという説もある。
「温暖化説」は実証されたものではなく、せいぜい南極の氷を定規で測ったという程度の話でしかない。
実はその計る位置が動いているかどうかも調べもせずに。
気候変動と炭酸ガス排出を結びつけるものはない。
そもそも森林というのは炭酸ガスを吸って生きている。
それなら、ではブラジルのアマゾンは炭酸ガス排出を制限することに応じて丸裸にしても依存はあるまい(笑)。
支離滅裂な政治ゲームによる影響で言説が言いように利用されたのは今回のコロナの露骨な我田引水と同じだ。
真実の追求、真剣な議論など誰もしてこなかった。
上院議員、下院議員、役人、全ての連中がトランプの敵となった。
だらしなく既得権益にしがみつくだけの特権階級を政治のシロウトが突き崩したのだったが、それに慌てて、トランプを引き摺り下ろすのに加担したのはマスコミだった。
彼らも既得権益であることは明らかだ。
そうして、共和党もトランプに手を貸すことはなく、密約のトランプ下ろしは進んだ。
偽善者たちが馬鹿な大衆を扇動し、ありもしない黒人差別を煽った。
撃たれた黒人たちには、そのほとんどがみな理由があるだけの犯罪者か、犯罪者予備軍だった。
彼らは成功したブラザーをうとみ、警官と見るや突っかかるだけの秩序を尊重しない連中でしかない。
そのことが議論されなければならないのに、白人至上主義者らは差別撤廃だのと騒ぐだけだ。まるで問題から目を逸らさせるように。
彼らの運命を手放しで擁護することで、彼らを奴隷に引き戻し、黒人よりも白人が上だというテーゼを押し付けようとしているのが白人運動家だ。
馬鹿な黒人はそれに気がつかない。
黒人が抗議すべき相手は、黒人の無法者なのに。
そういう隠れ白人至上主義のグループにはレディガガがいて、ボンジョビがいて、多くのおキレイで豊かな白人たちがいる。
バイデンの剥き出しの敵意は、変わらない黒人の立場を暗示する。
トランプをホワイトハウスから叩き出せれば、奴隷は用済みというわけだ。