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中国の5Gは国民監視技術、先進国には不要の方向性

jp.reuters.com

 

 正直、先進国にさきがけて中国は5Gに前のめりだった。

 それが高度なネットのインフラへの需要があるというのは建前だ。

 なぜなら5Gの最も重要な使い道は「国民の監視」に他ならないからだ。


 中国市民はこの国策を仕方なく受け入れるしかない。せいぜいここからおこぼれが生じることを狙うだけだ。

 

 コロナ感染の抑制に関してもこうした国民監視は有効に機能したと言われる。

 もちろん、その一方で上級国民は自由に海外旅行に出かけ、感染を広げさせたのだから、いい加減なものであった。

 

 中国共産党覇権主義はテクノロジーにまで及んでいて、それはもはや産業競争力などという次元ではないことが分かる。

 「経済は自由主義、政治体制や支配は別」などという文句はまやかしである。

 

 経済は自由主義を逆手にとって略奪や簒奪、特許侵害を平然と行う一方で、独裁体制の維持のためにその経済成長を活用しているからだ。


 コロナと5Gを結びつけることは一般には理解できないだろうが、中国が戦略的な産業利用を進めているという事情がある。

 それを今回のコロナ感染拡大で世界各国は思い知った。


 中国が5Gの基盤を抑えてしまえば、今も中国が妙にコロナワクチンの開発についてちょっかいを出しているように、例えばコロナ感染のワクチンを独占したり、コロナウィルスの情報の提供と引き換えに5G関連製品に制限を加えるなどは予想されることだ。

 

 今、まるで根拠もなく中国発の情報として「コロナワクチン開発に成功した」とか「一定の成果を得ている」という話がある。それは中国側がこのワクチンさえも独占し取引の材料に使おうと狙っていることを示している。

 

 トランプがワクチン関連の機密を狙っていると警告したのは冗談ではない。

 

 中国に産業の基盤を押さえられることはとてつもないリスクだ。

 

 中国製品にバックドアがしかけられているとか、不良率が高いとか、技術が盗用されているとか、それさえもかすむ。


 中国共産党という独裁体制にとっては、情報も産業も、教育さえも、すべてが「兵器」なのだ。

 

  今回のコロナ感染阻止は、いささかパニック的なものではあったと思うが、先進各国には十分なシミュレーションとなった。

 

 これから先、新型コロナ以上の病原菌の発生や感染症の流行があるかもしれないことは、各国にとって今後は想定すべきこととなった。


 これに対し、中国はどのような世界的な危機においても覇権へ触手を伸ばすことを止めようとしない。

 もはや中国は相手とはならないのだ。

 彼らと取り引きをすること自体に常に大きなリスクがある。


 
 「中国にはどうでもいいものを作らせておけ。誰かが取引はするかも知れない。」そんなところだろう。

 先進各国は明らかに舵を切った。

 中国発の先進的な技術ができたとしても中国由来のものには手を出すべきではない。

 

 中国に依存したサプライチェーンなど不確実なものでしかない。


 自由主義と経済の公正さを守るためには中国という麻薬に手を出してはならないのだ。


 それが世界のコンセンサスとなりつつある。

 

 中国と言う国が成熟し、国際ルールを遵守し、自国の発展と人民が豊かになるため、公正さと透明性を確保するなら世界は広がったかもしれない。

 民主主義か社会主義かはともかくとして。

 ユーロはそのような建前を理想として願い続けていた。

 

 しかし今、コロナ感染拡大が収まらない中でも依然として中国は従来通りの暴力主義、強奪と覇権主義、平然と自由を踏みにじり続けている。

 

 もはや中国を相手にすることは愚かでしかない。

 今は「それどころじゃない」、のだ。

 

 そして5G技術が中国のように国民監視に使われることもまた懸念すべきことだ。

 自由世界にとっては5Gを悪夢にしてはいけないという決意が見られる。

 

 日本の4Kやハイビジョン技術にしても世界にないものだったが、結局は無用の長物となった。

 「技術」とは、その流れも含めて持続可能なものでなければならないのだ。