毎日の社会で起きたこと

毎日の社会で起きたこと 毎日の社会で起きること 毎日の社会に起きたこと 毎日の世界で起きたこと 毎日の世界に起きること 毎日どこかで起きたこと 毎日どこかで起きること 昨日どこかで起きたこと 明日もどこかで起きること 人知れず起きていること いつかあなたにも起きるかも知れないこと 毎日の社会で起きたこと

欧米のウィグル制裁はどこまで本気か

www.bloomberg.co.jp

 

当選後、雲隠れしたようにあまり表に出ることはないが、明らかに中国寄りの姿勢を鮮明にし始めていたバイデン。

 まだマスコミによるトランプ叩きのキャンペーンは続いている。

 

 バイデンがこの短期間に異例なほどの数の法案にサインしたことをさし措いて、マスコミは「トランプは退任前に最高裁の専横を加速させた」などとキャンペーンを始めている。

 

 

 このまま中国にすり寄る巻き戻しを続け、一方でロシアを敵国にしてのポピュリズムの動きがバイデンの言動には見られていたが、果たして通用するのか。

 

 アジア系住民への暴行が続いてるというが、銃撃事件は売春窟での事件に過ぎなかった。

 その報道はほとんどない。

 バイデンのアジア系住民へのヘイトを批判する演説は、中国への態度を改めるという宣言だったように思えた。

 「虐殺を非難することはヘイトだ」というわけだ。 

 

 中国の工作員アメリカに浸透し、「孔子学園」、疑惑の学校すらバイデンは容認し始めていた。

 

 しかしここへきて、ユーロにひっぱられる形で欧米による協調制裁が発動し、再びウィグル問題がクローズアップされ始めた。

 

 日本はどうすべきだろうか。

 

 

 

 この制裁の問題解決は、「筋」としては「査察」ということになるだろう。

 核査察などと同じように西側に検証をさせるのだ。

 かつてカンボジアではそのようなことが行われた。

 

 大量の遺骨が発見され、ポルポトは裁判にかけられた。

 ジェノサイドの証拠、その経緯を西側が立ち入り調査するということになる。

 火葬場では大量の人骨の灰が見つかるはずだ。

 

 しかし習近平はこの査察を受け容れることはないだろう。

 

 

 習近平は火がついた中国市民という奴隷のプライドを利用しようとしている。

 

 中国大衆に西側との対立を煽り、これから中国大衆の支持を受けていることを背景にして、習近平は再び権力の地盤を固めようとするはずだ。

 

 なにしろコロナ騒ぎで中国国内はボロボロだ。

 大衆の鬱屈した不満は積みあがっていた。

 

 中国の搾取中産階級たちはダダっこのように、「遊ばせろ」と、コロナ対策を要求する。

 その資産の源資はウィグルなど漢民族以外から搾取したものだ。

 

 

 やっと重い腰を上げたユーロだが、遅ればせながらウィグル問題を問題視し始める姿勢を見せ始めているがどこまで本気なのか。

 

 具体的なことは何もないのだ。

 毎日、生きたまま臓器を抜かれ、強制労働されているウィグル人は何を希望とすればよいのか。

 こんな外交上の圧力や綱引きで彼らが救われるわけがない。

 

 コロナ感染拡大とワクチンに関する動きを見ると、まだ中国に寛容な姿勢はあるようだ。

 だから信用はおけない。

 オリンピックも、西側の本気度を計る試金石になるはずだ。

 

 

 どうせアジアなど知ったことではない、それがユーロという偽善者らの本音だろう。 

 

 今回の制裁も具体的な財産剥奪や資産凍結などは盛り込まれていないからだ。

 まるで中味のない「制裁」でしかない。

 

www.bbc.com

 

 もともと中国の独裁は、西欧世界が開いてしまったパンドラの箱だ。

 

 止まらない中国の覇権主義にここまで無防備だったのは政治があまりに甘く弱腰だったからに他ならない。

 そして日本でもそうだが中国側に、言葉に出来ない動画を証拠に取られてしまった一部政治屋の妄言が中国との関係を強めることに一役買った。

 

 その政治を骨抜きにしたのが経済的打算だ。

 

 日本でも、日経を始めとするマスメディアが中国への投資を煽り、実は多大なリスクだった中国進出を後押しした主犯格となっている。

 

 もちろん、その連中には多くの性的接待や金銭的見返りがあったはずだ。

 

 無責任なマスコミが焚きつけた中国というリスクへの対応は、日本が中国を他の国と同じように扱うことをすればいいというだけの話だが、後戻りできない経営陣は政府に圧力をかけ続ける。

 

 それはユーロでも同じことだ。

 

 

 ユーロの人道主義という欺瞞はウィグルの虐殺を看過してきた。

 自称ユーロ人権派の主張はもともと政治的なプロパガンダでしかない。

 

 その上、マスコミを押さえられた西側先進国はまるで対中国では動きが取れないままだったはずだ。

 

 ここで唐突に動き始めた意図は実は風向きが変わったからではない。

 やはりこれまでと同じ方向を向いているのだと言える。

 

 

 せいぜい何かのキッカケがあったとするならミャンマーだろうか。

 一度、スーチーを通じて西側に寝返ったミャンマーが軍事政権のクーデターをキッカケにして再び中国へと傾くことを懸念もしている。

 

 スーチーはユーロにとっては未だにヒロインだ。

 ロヒンギャ虐殺に手を染めた独裁の女王は、ユーロではまだ民主主義のヒロインなのだ。その夫はイギリス人だった。

 

 

 すなわち、この先に出てくる議論は容易に想像ができる。

 

 すでにこの欧米による制裁の中味を見れば明らかだろう。そこには習近平の名前はない。

 西側は「皇帝」を懐柔しようとしているに過ぎない。

 

 そうして、すなわち、中国への制裁は結局はウィグル人らへの弾圧を強めるばかりなのだという理屈も出てくるはずだ。

 

 そうして「対話」だの「相互理解」だのと誤魔化しを始める。

 

 交渉の中心となるのは皇帝習近平というわけだ。

 そうしたことはとっくにトランプがやろうとしたことだった。

 

 だがバイデンになってその態度は弱腰で優柔不断になり、ウィグル問題の解決は遠のこうとしている。

 

 ナイキもウィグルの強制労働から製品を仕入れているのだが、ロビー活動のおかげでアメリカではあまり顕在化はしていない。

 

 H&Mの判断に大衆がヒステリックに反応したのは、「西側がそんなことをするわけがない」という中国人らの過信が裏切られたことによる。

 中国大衆は自分たちのだらしなさを措いておいて、西側世界から見捨てられることに怒り狂ったのだ。

 

 優遇されている中間搾取層にとっての正義は自分たちの利益というだけでしかない。

 それはナショナリズムでもなんでもない。

 

 

 

 世界の政治にとって、ウィグル問題への対応を見れば人の命がどれだけ軽いかは明らかだ。

 

 コロナでは逆に人の命が政治のスローガンに利用され、錯乱した政策が続けられてきた。

 

 ウィグル制裁問題では、日本は最後までカードを見せようとしないのが得策かも知れない。

 

 日本はあくまで議論をするフリをすべきかも知れない。

 

 そうして西側が日本へ踏み絵を迫り、同調の圧力をかけると言うなら、我が国が西側との「対話」を通じて明らかになるだろう。

 習近平という独裁のためにこのような暴走になったこと。

 彼こそがヒットラーであること、それをあぶり出しにすればいい。

 

 そうでなければ、欧米は中国独裁政権の政治グループの一部の名前だけを挙げ、侘びを入れさせるだけで査察はせず、やはりこれまで通りだろう。

 虐殺は止まらない。

 

 そうして、西側は相変わらず、中国の異常で歪んだ独裁国家奴隷制度との共存を図ろうとするだろう。

 

 

 もちろん、これまで痛んできた日本経済を立て直すキッカケは中国切りということになることは明らかだ。

 

 誰でも知っていることだが、中国製品の劣悪な品質は価格で誤魔化されてきただけで、実は使い物になるものは何もない。

 中国との取引をして日本の手元には何も残ってはいない。

 

 そうして、なんでも下請けの中国にやらせていたと思ったら実は技術を抜かれていたというわけだ。

 

 我が国はアジアの大国として責任ある行動を見せ付けるべきだ。

 

 それが日本のやるべきことに間違いはない。

 

 ならばまず、今回の制裁にはどのような実効性があるかどうかをまず問うべきだ。

 

 

 ヤクザの脅しに屈しては国の再生はない。

 中国が強盗ヤクザであれば、ユーロが人権屋のヤクザというのもまた事実だ。

 

 まだ日本は日本を取り戻してはいない。

 

 適切な時を見るべきだ。

 欧米と協調行動する前に、彼らとまず駆け引きをしてみせよ。

 

 「制裁」など有名無実なものだ。

 

 

 こうした欧米の直截すぎる動きを考える際には、我が国の野党の動きが象徴的だ。

 

 日本共産党がウィグル問題で中国政府を批判しただの、旧民主党の立憲民主らもこれに同調しているだのと言うが、今更ながらのポーズでしかない。

 

 中国共産党独裁政府と裏で何かの交渉がまとまったから、批判したフリができるようになったということでしかない。

 

 レンホーが日本国民への忠誠をしたろうか。

 今、それができるのなら、やはり彼女も裏で中国共産党からの信頼を得ることができ、レンホーの協力が約束されたと見るべきだ。

 

 全ては遅い。

 ウィグル問題での制裁はすでに遅きに失している。

 そのことにこそ我々は、「なぜここまで遅くなったのか」と、疑問を抱くべきなのだ。

 

 ユーロの対応も、日本共産党の対応も、それは機敏なものではなかった。

 ウィグル問題が起きてすでに数年が経過している。中国の人権問題は何十年と続いてる問題だ。

 

 そこには必ず裏があると考えたほうがいい。

 

 機を見るべきである。

 ここまで放置しておいて、言葉だけの制裁で何か変わるとでも思っているのなら間違いだ。

 

 日本は経済界のご希望通り、どっちつかずの態度で困った顔をし、何が問題で何をすべきかと欧米に改めて問いかけるべきだ。

 

 ウィグル問題を非難してカッコをつけることが目的ではないはずなのだ。

 実効性のある対応を得るために。

f:id:rollitup_super:20200710100400j:plain

 

 

 

f:id:rollitup_super:20200602165349j:plain

Is the Jewish genocide a mistake in history? Why isn't the Uighur mass slaughter happening now a tragedy? Biden said "the Uighur problem was a product of culture", but isn't the Holocaust the same? Did the Jews lie for money?

f:id:rollitup_super:20200602165349j:plain

 

 

 

 

ユダヤ人の大量虐殺は歴史の誤りなの? なぜ、今起きているウィグル人の大量虐殺は悲劇ではないの? バイデンはウィグルの問題を文化の産物と言ったけど、それならホロコーストも同じではないのか? ユダヤ人はお金のために嘘をついてきたの?』