経済のV字回復の可能性
世界パンデミック地図というのを見ている。
もし、このまま世界各国が余すところなく感染し、経済活動が例外なく止まったら、もしかしたらV字の回復もあるかも知れない。
そう思った。
なんでかというと、それは共通項として消去できるから。
世界が共通して経済活動を止め、輪転機を回し、通貨を発行し、非常時だからと支援金を国民に配り、財政赤字が膨れ上がったとしてもそれは世界で共通の事態なのだ。
だから徳政令のようにして、世界中の赤字が一瞬にして消えるという合意もあるかもしれない。
例えば今度のオイル減産のような話だ。
一部の国々ではダメだろうが、世界中で起きたことなら規模は違えどそれは一瞬にして消すことの出来る負債ということになる。
ただし、全世界に広がるコロナ感染とその危機でなければならない。
しかしどうも今はその傾向が続いている。
収束の気配は見えない。
もっと燃やせ、火をくべろとは言いたくないが、まさにそれだ。
人命尊重という、世界が共有する価値観があるというなら、今回の経済停止はヨーイドンのゲームにしてはいけない。
どこが先に再開するか、どの国が先駆けて回復させられるかなんてものではない。
ただでさえ、ジャブジャブのマネーがこれまでだって溢れていたのだ。
世界で徳政令の合意があれば、V字回復は可能かもしれない。
今回のことがもっと、いや、もう少し広がれば、今回の対応はすべてなかったという共通の合意で消滅させることができる。
逆説的だが、空売りをしていたら、ちょっと考えただけでも恐ろしいことだが(笑)。