米国、期待から我に還るときか
黒人権利デモの混乱拡大は経済に影響がないなどと言われていたが、トランプ降ろしの雰囲気を市場は嗅ぎ取っている。
すでに黒幕が中国であることを市場は知っているし、悪乗りした俳優やミュージシャンら民主党寄りの連中の騒ぎを批判するメディアもない。
ポピュリズムで衆愚を誘導しようとしている。
中国を容認する民主党政権では米国のV字回復は不可能だ。
すでにビルクリントンを経てオバマで、米国民主党は壊滅的に無能さを曝露している。もはやかつての民主党の面影はない。
これはナンシーペロシの功績によるところが大きい。
トランプはコロナ対応からは距離を置いているように見えるが、理由は分かる。
わざわざ政治利用されると知りながら政策的に介入し、集団ヒステリーのネタに巻き込まれる必要はないからだ。
忘れているがアメリカは連邦制度だ。コロナ対策にトランプは口先介入しかできないのは国民なら知っている。それを「トランプのコロナ対策への不満」などとミスリードまでしようとする。
トランプ降ろしのためにコロナを政治利用し、知事らが悪乗りしているのだから、トランプかが関わる必要などない。黙っていればよいだけの話だ。
州政府の対策など知ったことかというところだろう。
トランプは慈善家ではない。降ろされれば見捨てるだろう。
消費自体が落ち込み、各地で外出が控えられているという話は少し眉唾かもしれない。
今でも感染拡大の勢いは続いており、実際には人の接触が続いている可能性がある。暴動も感染源となっているかもしれないがこれと結びつける報道はない。
まだ感染は続くだろうし、アメリカ人は中国人に殺されたと考えるようになるまで続くだろう。
しかしこれは悲観的な材料でもあるが実はよい点もある。
ワクチン開発のためには、伝染が落ち着いているより広がっている状態での方が有利だとされているからだ。
何人死のうがトランプさえ降ろせればよいというのが今のメディアの立場であり工作は続いている。
そして社会の混乱を望む連中の欺瞞がある。
それこそが「オーバーシュート」だ。そして「アンワインド」して正常化する。
トランプが、コロナで黒人に死亡者数が多いことを調べなければならないと言った発言はメディアによって隠された。
マドンナは、アフリカの子供を養子に買った差別的な本性を批判されたことを根に持っていてトランプをナチと攻撃している。
銃弾が四方を飛び交う戦場で、結局は距離を保っていることがよいのはウィルス対策でもポートフォリオでも同じ。
金融マーケットは期待と失望、衝撃と光明のはざまで揺れ動くことになるから、距離の保てる場所へと流れるのか。
米の予想PERが24.5倍なら日本は30倍ぐらいはありそうだが。
平常時は日本がPER17倍、米国が13倍ぐらいだった。
日本企業は予想PERを引っ込めてだんまりを決め込んでいる。
果たして日本は割高なのか、それとも日本こそ経済回復期待の本命なのか、注視されているはずだ。
だからこそ、中国は尖閣を侵略しようという勢いを隠さないのかも知れない。
中国は最近、海洋警察に機関砲を搭載した。人民武装警察と呼ばれ海域の権利を防衛すると侵略する意欲をむき出しにしている。
中国はコロナを機に日本がプレゼンスを高めることは厄介だと考えているのかも知れない。